November 06, 2009

あんう゛ぃる

「アンヴィル」を見た。

おもしろかった。売れないバンドを続けてるダメなおっさん2人を描いたリアル「レスラー」。フィクションでいけそうなネタだけに、もっと何か起きてほしいと期待してしまうが、それは間違い。実際はあんなものってのが当たり前だけどリアルで、切ない。

ただ日本の幕張メッセには違和感を感じた。客が5人だったらどうしようとさんざん煽っておいて、蓋を開けたらたくさんいたねヨカッタネ……という展開を映画のクライマックスに使っているわけだが、これ、なんか変じゃないかね。

実際あの中にアンヴィルのファンがどれだけいたのだろうか。おそらく入れ替えなんてないから、後のバンドのファンがほとんどだと思われる。同じチケット代ならせっかくだから最初から鑑賞しようという勿体ない精神で集まった客が、どうせ見るなら盛り上がらな損損と勿体ない精神で喜んでる姿だと思う。

つまり、感動のクライマックスにそれを利用するのは、どうなの?と。まあ、それも踏まえた上で見ると、それを知ってか知らずか久しぶりに大勢の客を前にして生き生きとしている彼らが、ますます切なく見えてくる。

ってことは、うん。やっぱりいい映画なんだなー、これは。

motecinema at 14:58│Comments(0) ★★★★ いい映画 

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