February 17, 2009
手が小さいとチンポが大きく見える。
鬱になった妻とそれを支える夫をあったかく描くってのが気持ち悪く、なかなか見る気にならなかったんだが、ようやく見た。まあ良かった。誰でもが抱えるちょっとした心の傷や問題を、きちんと誤魔化さずに丁寧に描いてるところが良かった。「かもめ食堂」みたいに雰囲気だけで逃げてないから良かった。
あと、会話が良い。わざとらしくエロい会話や、その会話劇の面白さに酔ってるところが鼻についたりしつこかったりもしたけど、でも総じて巧かった。サッと核心をついたりリズム良くセリフのキャッチボールを作ったりという映画っぽい会話ではなく、よりリアルで自然な会話を目指していて、唸らされた。リリー・フランキーも悪くなかった。
ただ、構成はあまり良くない。90年代の社会背景を振り返っていくような映像を挟んでるんだけど、それは必要なかった。2人のドラマなんだから、社会で起きてることなんて関係ない。もっと法廷画家ならではの関わり方で見せるなら良かったが、そうもなってなかった。ただ挟んであるだけの印象しかなく、相乗効果にならずに浮いてるだけだった。失敗。
終盤は特に良くない。あからさまな説教シーンがあったり、ラストシーンっぽいけど終わらない、という展開の連続だった。何度も夫婦のいいシーンがあって終われるところはいっぱいなのに、しつこくしつこく法廷に戻って、うんざりした。もっとスマートに、ビシッと締めてほしかった。おかげで読後感までだれてしまった。ガッカリ。
それと、映画の中身とは関係ないけど、片岡礼子が可哀想だった。大した役でもないのにノーメイクで熱演してた。この人いい役者なのに、「ハッシュ」でも良かったのに仕事がなく、昔はあの世紀の駄作「北京原人」でも無駄に脱いだりしてるし、ほんっと可哀想だなあ。と、泣けてきた。俺が思う彼女のベスト映画は「愛の新世界」。名作です。
ぐるりのこと。
ハッシュ!
北京原人 Who are you?
あと、会話が良い。わざとらしくエロい会話や、その会話劇の面白さに酔ってるところが鼻についたりしつこかったりもしたけど、でも総じて巧かった。サッと核心をついたりリズム良くセリフのキャッチボールを作ったりという映画っぽい会話ではなく、よりリアルで自然な会話を目指していて、唸らされた。リリー・フランキーも悪くなかった。
ただ、構成はあまり良くない。90年代の社会背景を振り返っていくような映像を挟んでるんだけど、それは必要なかった。2人のドラマなんだから、社会で起きてることなんて関係ない。もっと法廷画家ならではの関わり方で見せるなら良かったが、そうもなってなかった。ただ挟んであるだけの印象しかなく、相乗効果にならずに浮いてるだけだった。失敗。
終盤は特に良くない。あからさまな説教シーンがあったり、ラストシーンっぽいけど終わらない、という展開の連続だった。何度も夫婦のいいシーンがあって終われるところはいっぱいなのに、しつこくしつこく法廷に戻って、うんざりした。もっとスマートに、ビシッと締めてほしかった。おかげで読後感までだれてしまった。ガッカリ。
それと、映画の中身とは関係ないけど、片岡礼子が可哀想だった。大した役でもないのにノーメイクで熱演してた。この人いい役者なのに、「ハッシュ」でも良かったのに仕事がなく、昔はあの世紀の駄作「北京原人」でも無駄に脱いだりしてるし、ほんっと可哀想だなあ。と、泣けてきた。俺が思う彼女のベスト映画は「愛の新世界」。名作です。
ぐるりのこと。
ハッシュ!
北京原人 Who are you?
motecinema at 20:29│Comments(0)│
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