January 27, 2009

映画ってこんなに自由でいいんだ

「サーチャーズ 2.0」を見た。

サーチャーズ 2.0 [DVD]



これは、さえない中年俳優2人が車で行く復讐の旅を『シド・アンド・ナンシー』『レポマン』のアレックス・コックス監督が描いたブラック・コメディ? ロードムービー? 西部劇? とにかく、そんな映画。ロジャー・コーマンがエグゼクティブプロデューサーってことでも話題。

それと、この映画が凄いのは作られ方。アレックス・コックスが自身のサイトで企画を公表して協力者を募ったというのだ。そのとき掲げられた条件の1つが「全てのスタッフ・キャストは全員同じギャラ」。素晴らしい。あと「俺の代わりにテリー・ギリアムを起用しないこと」。ウケる。

で、映画は、ニヤッとさせられる小さな笑いが多く、見ていて心地よい。笑わそうとしてるのか疑わしいほどに、さりげない。笑ってくれなくても結構、ということなのかも。笑わそうとしてクドくなったり変にひっぱったりもしないから、潔い。好みの別れるところだろうけど、リズムとテンポが素晴らしい。

そしてクライマックスが素晴らしい。まだ見ぬ人のために書かないけど、これは予想つかないだろう。さんざん期待させ、想像させた復讐がこんな形で行われるとは……! いやあ、参りました。この日記のタイトルはチラシにあった田口トモロヲのコメントなんだけど、ホントそう思った。

ただ、そこからラストへ向かってはイマイチ。もう一押し丁寧にやってくれれば最高だっただけに残念。読後感がなんだか変になってしまった。アレックス・コックスは全部ぶち壊して満足かもしれないけど、観客はそこまで「自由」ではないのだ。むー。


サーチャーズ 2.0 [DVD]
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motecinema at 13:24│Comments(0)★★★ まあまあの映画 

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