January 17, 2009
棒アイスを舐めたいって言うのよ!
出演: ウィル・フェレル, ジョン・ヘダー, ジェナ・フィッシャー
監督: ウィル・スペック,ジョシュ・ゴードン
この映画、非常にバカバカしくて、良い。
こういう映画のことをとやかく言ってもしょうがないんだけど、あえて言うと、なんといっても展開とテンポの良さ、ちょっとやりすぎか?くらいの笑わせ加減が素晴らしい。ストーリーのゴールが見えてるのにこれだけ客を楽しませられるというのは、このジャンルで何度も失敗している日本映画界のアホどもが正座して鑑賞し、学ぶべき映画である。
特に、たまたま「ウォーターボーイズ」がまあまあ面白くできたことで、自ら二番煎じの「スウィングガールズ」なんていう駄作を作った矢口史靖とかいう監督はもう、正座では済まない。その額を床につけたまま鑑賞し、有り難く学ばなくてはならない。(この人の新作「ハッピーフライト」は未見だが、どうかな?)
あとこの手の日本映画と違うのは、バカバカしいストーリーの影に隠れてしっかり機能している、人物描写とのバランスである。ラストでフィギュアをやってチャンチャン、という上っ面ストーリーだけだと「スウィングガールズ」のように客が置いてきぼりになるし、といって他の邦画でよくあるように、主人公の弱さを湿っぽくやっても、笑えもせず、道徳的になるだけ。
このバランスが難しいところだけど、この「俺たちフィギュアスケーター」は成功している。観客はバカらしさにかまけてほとんど無意識だが、自立が必要な主人公が成長するとか、もう1人の主人公は一応セックス依存症を克服し、そのことで初めて本物の友情を掴むとか、そういう共感ポイントをきちんと用意してあり、しかも湿っぽくないからそういった心情ストーリーも素直に入ってくる。だから読後感も上々なのだ。
まあ、そんなの当たり前のことなんだけど、最近の邦画はホントこのジャンルをやりたがるくせに下手くそなんで、勉強してほしいもんです。というわけで、暇つぶしには超最高の映画、友達と一緒にどうぞ。セックス依存症のセミナーとか、ライバルペアのエロ女のセリフとか、ぜったい笑えます。うはは。
俺たちフィギュアスケーター
それにしても、あのラストシーンは、なんなんだろう。意味不明だ。
監督: ウィル・スペック,ジョシュ・ゴードン
この映画、非常にバカバカしくて、良い。
こういう映画のことをとやかく言ってもしょうがないんだけど、あえて言うと、なんといっても展開とテンポの良さ、ちょっとやりすぎか?くらいの笑わせ加減が素晴らしい。ストーリーのゴールが見えてるのにこれだけ客を楽しませられるというのは、このジャンルで何度も失敗している日本映画界のアホどもが正座して鑑賞し、学ぶべき映画である。
特に、たまたま「ウォーターボーイズ」がまあまあ面白くできたことで、自ら二番煎じの「スウィングガールズ」なんていう駄作を作った矢口史靖とかいう監督はもう、正座では済まない。その額を床につけたまま鑑賞し、有り難く学ばなくてはならない。(この人の新作「ハッピーフライト」は未見だが、どうかな?)
あとこの手の日本映画と違うのは、バカバカしいストーリーの影に隠れてしっかり機能している、人物描写とのバランスである。ラストでフィギュアをやってチャンチャン、という上っ面ストーリーだけだと「スウィングガールズ」のように客が置いてきぼりになるし、といって他の邦画でよくあるように、主人公の弱さを湿っぽくやっても、笑えもせず、道徳的になるだけ。
このバランスが難しいところだけど、この「俺たちフィギュアスケーター」は成功している。観客はバカらしさにかまけてほとんど無意識だが、自立が必要な主人公が成長するとか、もう1人の主人公は一応セックス依存症を克服し、そのことで初めて本物の友情を掴むとか、そういう共感ポイントをきちんと用意してあり、しかも湿っぽくないからそういった心情ストーリーも素直に入ってくる。だから読後感も上々なのだ。
まあ、そんなの当たり前のことなんだけど、最近の邦画はホントこのジャンルをやりたがるくせに下手くそなんで、勉強してほしいもんです。というわけで、暇つぶしには超最高の映画、友達と一緒にどうぞ。セックス依存症のセミナーとか、ライバルペアのエロ女のセリフとか、ぜったい笑えます。うはは。
俺たちフィギュアスケーター
それにしても、あのラストシーンは、なんなんだろう。意味不明だ。
motecinema at 16:01│Comments(0)│
│★★★★ いい映画