May 06, 2008

パラノイドパークを見た。

パラノイドパーク [DVD]




ガス・ヴァン・サント監督。罪に苦しむ少年の、小さな話。

スクリーンサイズが1:1.33のスタンダード、わかりやすく言えばワイドじゃないテレビのサイズ。近年珍しいですね。揺れ動く少年の心に近寄る狙いかな。あと、スローモーションを多用してるのも気になる。そんな撮影はクリストファー・ドイル。オシャレなだけじゃなくて、きちんと表現すべきことをわかってる味な映像だった。

ただ、読後感はいまいち物足りない。「エレファント」は実際の事件が題材だから球を投げっぱなしでも仕方ない、というか投げかけることこそが最重要点という映画だったけど、今回の「パラノイドパーク」はフィクションだし、同じ手を二度使うのもなんだし、投げっぱなしはやめてほしかった。

たしかに、少年の心の揺らぎに答えなんぞないんだけど、答えがないならないということをきっちり描いてほしかった。モヤモヤを手紙に書いて乗り越えようとするのは上っ面の事象でしかなく、それで解決しないからモヤモヤだし、罪であるはず。投げっぱなしのラスト、手紙で乗り越えたようにも見えるけど、それなら甘すぎる。乗り越えてないようにも見えるけど、それならじゃあどーすんのか、どーにもならんのか、そこらへんを描いてほしかった。

そういったすべての煮え切らなさも含めて狙いだというなら、まんまとやられた〜ということになる。のかもしれないけど、なんの意味もない。おそらくこのラストは監督が甘いだけだと思う。丁寧にうまく描いてただけに、残念。ってちょっと偉そうかな、ぼく。

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エレファント デラックス版 [DVD]
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motecinema at 09:21│Comments(2)★★ ダメな映画 

この記事へのコメント

1. Posted by つぶあんこ   May 10, 2008 16:36
どうもです。
『罪と罰』の時代から、少年の行動理念こそ変われど、何も解決出来ない事は変わらない、というのが何とも。
2. Posted by だいおう   May 11, 2008 09:53
どうもです。
しかも解決に興味ないガスヴァンサントってのもどうしたもんかと。巧い人だけになんとも。
あと、うちにTBないのにTBしてすんません。なんかシンパシーを感じちゃったもんで。つい。

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