October 30, 2005
トーチソング・トリロジー

トーチソング・トリロジー
監督:ポール・ボガート
出演:ハーヴェイ・ファイアスティン, マシュー・ブロデリック, ブライアン・カーウィン
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の10年以上前、やはり舞台で話題になり、トニー賞獲得して映画化されたゲイの話があった。それがこの映画『トーチソング・トリロジー』。
実際に女装芸人でゲイのハーヴェイ・ファイアスティンが演じる、女装芸人でゲイの主人公。それを激しく非難する母親役のアン・マーグレット。ともにスバラシイ。
同性愛の映画でよく描かれるのが、ゲイ嫌いの人(ホモフォビアという)に馬鹿にされたり、暴行されたり、殺されたりする、という辛い現実。
しかし、それをも乗り越えるために、この笑いあり涙ありの映画がある。
この映画を見た人は、たいてい泣きます。
◆アマゾンの解説
本作が製作されたのは1988年だが、それまでハリウッド映画が扱ってきたゲイのイメージとは明らかに異質。男性同士のラブストーリーを等身大に描いたことで、革新的な一作である。ナイトクラブで働く中年ゲイのアーノルドと3人の男たち(ハンサムな高校教師、青年のアラン、養子として迎え入れるデイビッド)とのドラマが展開する。物語には、母親との関係、世間への体面、そして愛する人の悲劇など、現代のゲイが抱えるさまざまな問題が盛り込まれている。
アーノルドを演じるハーヴェイ・ファイアスティンは、原作となった舞台版でも脚本・主演を担当。自身のライフワークだけに、アーノルド役の演技は、コミカルにして感動を誘う。母親役アン・バンクロフトとのケンカのシーンは、最大の見せ場だ。本作は「ゲイ映画」である以上に、自分に正直に生きようとする主人公の映画という側面が強く、とくに母子の関係で誰もが感情移入できるのだ。アラン役のマシュー・ブロデリックの爽やかさも印象的。オリジナルの舞台版で彼はデイビッドを演じた。

トーチソング・トリロジー
◆おまけ
主役のファイアスティンがナレーションしてるドキュメンタリー映画もあって、これもお薦め。

ハーヴェイ・ミルク
これは、サンフランシスコでカミングアウトして社会的弱者の支持を集め市政執行委員になったカメラ屋の店主がホモフォビアに銃殺されるという実在の事件を描いている。
ハーヴェイ・ミルク、彼がいい人なんだ。ほんと。
銃殺した男はどんな人かというと、信心深くてママに愛されるマジメ〜な奴。
……ムカつくよ。ほんと。
◆おまけのおまけ
上記のような他人の痛みを全然解せないのに事件を起こすまでは周囲にいい奴とされていて、社会的にも地位のあるような人間について分析した面白い本があるからついでに紹介しておきます。
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平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学
motecinema at 10:34
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