April 04, 2008

ゲイの映画「御法度」


御法度

監督:大島渚
出演: 松田龍平, ビートたけし, 武田真治, 浅野忠信, 崔洋一


司馬遼太郎の新選組短編集「新撰組血風録」から、ところどころ拾ってつなぎ合わせた映画。原作は、新撰組をまさに御法度の男色から描いているのが面白かった。新撰組がBL好きの餌食になっているのは、ここからだろう。

映画は、美少年剣士、加納惣三郎を演じる松田龍平が監督が「ぴったり」と言うほどに美少年かどうかは怪しいが、小説の世界を過剰に表現したイメージ先行型映画で、素晴らしい。

浅野忠信が松田龍平に惚れて大変だったが、私は松田龍平よりも沖田総司役の武田真治に惚れちゃって大変だった。武田真治のためにある映画といっても過言ではない。


◆アマゾンの解説

体調を崩していた大島 渚13年ぶりの復帰第1作。司馬遼太郎の短編をもとに、幕末の京都を舞台に、かの新選組を男色の視点から描いた異色時代劇だ。新選組に美少年剣士、加納惣三郎が入隊してきた。隊士たちは彼の美貌に惹かれて、隊内の雰囲気がおかしくなってくる。組織を揺るがす男色はまさしく御法度であった。

加納役は故松田優作の長男、松田龍平であり、彼の美少年ぶりは際立っているが、加納に惚れる隊士に浅野忠信、加納が憧れる沖田総司に武田真治と、彼を取りまく美貌の剣士たちが、松田をしっかり支えている。また、土方歳三のビートたけしをはじめ、近藤勇の崔洋一、隊士のトミーズ雅、坂上二郎など異色の配役ながら、新撰組隊士らしい骨太の面構えが並んでいるのも、この映画の見どころの1つだ。


御法度




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motecinema at 10:45│Comments(0)

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